2026年、インド占星術家として、特に注目している人物がいます。
それは、アメリカ大統領ドナルド・トランプです。
今回は、あえてかなり大胆な予測を提示したいと思います。
2026年8月後半、トランプ氏が「爆弾発言」?
私が想定しているシナリオは、以下の通りです。
- 2026年8月23日ごろ、トランプが爆弾発言をする
- 「11月の中間選挙を行わない」
- あるいは「国家非常事態宣言を出す」
などを“仄めかす”形で発言する可能性。
- その発言をきっかけに、アメリカ国内と金融市場が混乱
- 株価は急落。
- 影響はアメリカに留まらず、日本を含む世界市場にも波及。
- しかし、その後トランプは発言を撤回
- 実際には11月の中間選挙は行われる。
なぜこの言動が想定されるのか
考えられる理由はいくつかあります。
- FRBに対し、さらなる利下げを迫るため
- 自身への強い批判を抑え込むため
- 中間選挙で共和党が不利になる流れを回避するため
- 特定の国家機関や権力中枢に対して
「非常事態宣言による混乱を避けたければ、私の言う通りに動け」
と圧力をかけるため
これらはすべて、権力を自分の手元に集中させるための行動として説明がつきます。
トランプが描くであろうシナリオ
彼の頭の中にあるのは、おそらく次の流れです。
- 強い言葉で脅しをかける
- 国民もマーケットも混乱し、株価が下落
- 発言を撤回し、事態を収拾
- 株価は回復、場合によっては史上最高値更新
- その流れのまま中間選挙へ
- 共和党が勝利し、議会の主導権を維持
- 結果として、残りの任期を思い通りに動かせる
- しかも「混乱を収めたヒーロー」として映る
ただし、天体の動きを見る限り、このシナリオが最後までうまくいくかは疑問です。
少なくとも「うまくいく」と断言できる状況ではありません。
占星術的背景:トランプショックを予想する理由
ここからが占星術的解釈の本題です。
① 2025年・トランプ大統領就任時チャート
就任時のチャートは、その任期全体の傾向を示す重要な指標です。
このチャートでは、
- 大統領を表す太陽が
- 冥王星とともに
- 権力・地位を表す10室に在住
世相占星術における冥王星は、
「破壊と再生」といった個人レベルの話ではなく、
権力集中・独裁・長期支配を意味します。
つまり、
「独裁的な性質を帯びた大統領が、権力の座に居続ける配置」です。
このため、任期途中で消える、という読みは私はしていません。
(暗殺予測も見かけますが、私は否定的です。)
一方、太陽の正反対には火星が4室蟹座で逆行。
これは、
- 国家軍
- 現与党(就任当時の共和党)
- 国民
からの反発を示唆します。
非常事態宣言となれば、軍の協力が必要ですが、
そこに摩擦が生じる可能性は十分あります。
ただし、このチャートは4年間全体の傾向。
2026年8月を直接示すものではありません。
② 2026年の太陽回帰図(Solar Return)
2026年のトランプの太陽回帰図では、
- アセンダントに冥王星が完全合
- 新月が発生し、ネイタル太陽(10室)と完全合*
これは、
- 権力を最大限に集中させようとする年
- 言動が後世まで影響を残す年 (冥王星的)
であることを示しています。
*新月は、トランプの10室にあるネイタル太陽と完全合になるといった、
自分のネイタルチャートと一致が多い年は重要な局面になると言えます。
③ ヴィムショッタリー・ダシャーとトランジット
2027年5月まで、トランプは木星-金星期。
2026年8月には、
- トランジット金星 × ネイタル木星
- トランジット木星 × ネイタル金星
が同時に成立。
一見すると、木星と金星が重なるため
「ダブル吉星で良い配置」に見えるかもしれません。
しかし、インド占星術では、
木星と金星はいずれも偉大なグルでありながら、
互いに敵対関係にあります。
そのため、この時期は単純な幸運期ではなく、
大きな賭けに出るタイミングになりやすいと私は読みます。
ただし同時に、トランプは「指導者(=グル)として君臨したい」
という強い欲求を持つ人物です。
だからこそ、彼は無秩序に動くのではなく、
最終的には自分に有利なシナリオを描いた上で行動している
と考えるのが自然でしょう。
④ チャラ・ダシャーとケートゥの影響
2026年6月から、
トランプは蟹座チャラ・ダシャーを終え、獅子座チャラ・ダシャーへ。
同時期、トランジット・ケートゥが獅子座を通過。
私のkindle著書『邪道占星術』でも触れた通り、
ケートゥがアセンダントやチャラ・ダシャーの星座に来ると
「損失」を伴う傾向があります。
ただし、2026年8月後半は太陽も獅子座を通過中。
この時期に限って言えば、
損失というより、トランプの威力が極端に高まる
と私は読みます。
しかし、太陽はいずれ獅子座を去ります。
その後、何が起きるのかは――
正直、なんとも言えません。
最後に(過去の予測と実績)
このように、
世界情勢やマーケットの動きは、
天体の時間構造からも読むことができます。
実際、もともと世相占星術に興味があった私は過去、
以下のような予想を立てました。
① 2025年、日本初女性総理大臣の誕生の予想
② 2025年、イランへの注目
実際には、2025年6月にイラン・イスラエル戦争が勃発。
もし、
「占いとしてではなく、判断材料として占星術を使いたい」
「別の視点から、情勢を理解したい」
と感じた方は、基礎から体系的に学ぶのがおすすめです。
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